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オール電化に関する誤解

オール電化に関する誤解  (CASAの提言より)  

地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)の
「環境面からみたオール電化問題に関する提言」(最終報告)が出されました。

「5.オール電化に関する誤解」の章から抜粋してみましょう。


誤解1 光熱費が安くなるから環境にいい?

光熱費が安くなっても、環境負荷が増える場合がある

オール電化等の契約では、夜間の電気代が通常の3分の1の単価に設定されている。
このため、夜間に多くの電気を使用しても電気代は安くすむが、
使用量が減っているわけではないため、環境負荷とは関係ない。

むしろ、電気温水器などで大量に電気を消費する機器を導入することで、
環境負荷を増やしてしまう場合がある。



誤解2 夜の電気は余って捨てられている?

「発電設備が余っている」のは事実であるが、
「電気が余っている」「捨てられている」という表現は間違いであり、
夜間でも原子力発電で不足している分を、火力発電所など他の発電所を運転することで
常にまかなっているのが実態である。

この時間帯に電気を使うと、その分、火力発電所などを稼働させることにつながる。



誤解3 オール電化だから環境にいい?

エコキュートなど、環境にいい技術として認められるものもあるが、
オール電化そのものが環境にいいわけではない。

エコキュートにおいても、家庭の利用形態によっては、
必ずしも環境負荷が低減されるものではない

また、「電気だから空気を汚さない」という点が、
環境にいいというイメージに結びついている面もある。

しかし大気汚染問題は、工場や火力発電所、自動車などからの
汚染物質の排出が主要な問題なのであり、
家庭からの汚染物質の排出は主要な問題ではない。
室内汚染は換気などで容易に解決可能である。



誤解4 深夜電力が安い設定はいつまでも続く?

深夜電力の値段が3分の1に設定されているのは、電力会社の経営判断の一つであり、
法律等で安くすることが義務づけられているものでもない。

社会情勢が変化することにより、価格設定は容易に変化していくことも考えられる。

現在は、夜間の電力需要が少なく、発電設備に余裕があるために、
電力平準化による効率向上のために料金設定がされているが、

夜間の需要が増大すれば、深夜の安い価格設定を見直すことが経営上必要となる。



誤解5 IHクッキングヒーターは火を使わないから安全・安心?

天ぷら油が発火して火事になる事例などが報告されている。
昨年、大阪市内で起きた天ぷら油が原因の火災110件のうち、
4件はIHクッキングヒーターの利用によるものである。

温度管理などがしやすいために、旧式のガスコンロに比べたら安全であることは事実だが、
まったく火災が起らないわけではなく、過信すると危険である。

国民生活センターの実験によると、
予熱により鍋の温度が1〜2分で470〜640℃まで上昇することが確認されている。
火を使わないから安心というのではなく、当然やけどなどの危険がある。

また、3口のIHクッキングヒーターには
ラジエントヒーター(電熱コンロ)が備わっているものがあり、
発熱による火災、火傷に注意をする必要がある。



誤解6 オール電化はお得? 

毎月の光熱費は安くなることが多いが、
設置にあたって必要な金額を含めると、必ずしも元を取れるわけではない。



 他にもこんな指摘が  

原子力発電に依拠している問題

原子力発電は発電調整をすることが困難で、
電力需要の少ない夜間でも稼働させる必要がある。

原子力発電所の建設が進み、発電割合が大きくなると、
夜間需要が原子力発電能力を下回ってしまい、
発電した電気を捨てざるをえない状態にもなりうる。

このため、夜間の電気需要を喚起させ、
需要を平準化させる施策が進められてきた。

その家庭向けの施策が「オール電化住宅」となっている。

市民のエネルギー選択権の問題

現在市民は、ガス・電気・灯油といったエネルギー源から、
望ましいものを選べるようになっている。

供給されるエネルギー源が限られることは、
選択の幅が狭まり、意思の反映がしにくくなることにつながる。

災害時など非常時のために、
複数のエネルギー源を併用するほうが安心という考えもある。

エネルギー問題は、社会生活に大きく結びついている問題であり、
一部の民間エネルギー供給事業者に全てを委ねていいものではない。



この提言の全文を読みたい方はCASAのホームページでご確認ください。


私達エルピーガス販売店は、

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