エコキュートを考える
エコキュートを考える
エコキュートはコンプレッサーでCO2(二酸化炭素)を圧縮して熱を取り出し、
今までの深夜電気温水器に比べて、効率的にお湯を沸かします。
しかし、水をタンクに貯めて、深夜電力を使ってお湯を沸かすという基本は変わっていません。
従って、
◎エコキュートの水は直接飲めません。
◎沸かしたお湯をタンクに貯蔵しているので、お客様が泊まったりした場合など、
一度にたくさんのお湯を使うときには、「お湯切れ」が起こることがあります。
また、深夜に沸きあげたお湯を使い切れば、
割高な昼間の電力を使って沸き上げなければなりません。
◎深夜に運転音がします。
◎給湯の他、床暖房や浴室暖房乾燥もできる高機能の機種もありますが、
タンクのお湯を給湯と暖房に分け合う為、暖房能力が制限されます。
◎エコキュートは「貯湯タンクユニット」と「ヒートポンプユニット」の2つを設置しなければなりません。
貯湯タンクは高さが2m近くあります。
ひとつ考えておいていただきたいのは、
「家族構成や生活習慣は変化する」ということです。
今は小さなお子さんも、年頃になり、朝のシャワーを使い、
深夜にお風呂を沸かしなおす、なんてこともあるでしょう。
嫁いだ娘さんが出産の為、帰ってくることもあるでしょう。
逆に子供たちが巣立てば、そんなにお湯はいりません。
このような変化に対しては、「使う分だけ使う」という、
瞬間湯沸し型のガスのエコジョーズのほうが
順応性に優れていると思うのです。
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